やまと薬膳メディスナルクッキング&桜本坊ヒーリングステイ2018

“さわやか”

この5月25日〜27日の3日間、毎年恒例となりました、桜本坊さまとのヒーリングステイを実施させていただきました。

まず1日目は、金曜日。

やまと薬膳の源氏物語にご到着されてからお昼ご飯を。

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ゆっくりとお過ごしいただいた後には、夕食の準備などに取り掛かりました。

今回の献立は、こちらです。

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ほうとう汁、有機素材であることはもちろんですが、

季節のお野菜をふんだんに使うこと、そして、地粉を捏ねた作りたての“うどん”は酵素が生きていて体の隅々までエネルギーが行き渡ります。

新玉ねぎの大豆ミート餡掛け、大和当帰の天ぷらとサラダ。

身体を温め、デトックス作用のあるお料理をご用意しました。

その後は、参加者の方の体調をコンサルテーションして、それぞれに合った生姜湿布、腰湯などのお手当をしました。

生姜湿布は大きなバスタオルにたっぷり生姜の酵素を含ませ、熱々で20−30分体を包みますから、普段血行がよく回らない所に血がまわり、心地良くなったところでお休みしてもらいますが、10時には就寝されました。

翌朝、皆さん「ぐっすり眠れた」と4時に起床され長谷寺や与喜天満神社を散策されました。

朝ごはんの前には、生姜汁の足湯で散歩の疲れを癒されて、健一自然農園の三年番茶を粉砕した「ちょう明茶」の玄米茶粥で朝ごはんを食べていただきました。

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その後はやまと薬膳の長浜さんに野草摘みをしながら野草の薬効などを伺い、源氏物語に戻ってきてから、詰んだ野草を大きな釜で野草茶を炒ったり、昼食の準備などそれぞれに参加して昼食を摂りました。

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午後からは橿原市にある、カエル整体院から梅田先生がお越しくださり、整体や自分でできるマッサージをお教えくださいました。

いよいよ『桜本坊』のある吉野に向かいました。

『桜本坊』では、温かい歓迎を受け、院主さまの奥様、伯舟さまによる心尽くしの精進料理をいただきました。

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伯舟さまは、やまと薬膳の上級コースを修了されていらっしゃり、お料理はやまと薬膳も取り入れていただいています。伯舟さまが「オオニシ先生の教えの軸をぶらさず、そして桜本坊でのお役目が果たせるように」と大変ありがたいお言葉をくださいました。

お料理は全て長い時間をかけての手間隙はもちろん心のこもったお料理の数々は美味しく心身ともにエネルギーが浸透します。

お食事の後は薬草風呂をいただき、夜には本堂で院主さまとお嬢様の安寿さまによる「香りのヒーリング瞑想」をです。

まず『桜本坊』の成り立ちのお話を伺いましたが、天武天皇がお建てになり、修験者の修業として現代まで存続しているというお話を伺い歴史の重さを感じました。その空間で瞑想させていただけることは何ともありがたく感謝の念でいっぱいになりました。

『桜本坊』の香り「灑那」凛とした中に優しさと清々しさと逞しさが共にある神秘的な香りに包まれて静寂の時を過ごします。キャンドルの温かな灯火と虫の声だけが聞こえる中での瞑想は時間の流れが止まったようで、その後はゆっくりやすむことも出来ました。

翌朝、6時半、院主さまのご指導のもと滝行をしましたが、脳天を打つ水のつめたさが何とも気持ちがよく、身が引き締まり、すっきりしました。

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小豆粥の朝食をいただいて、朝の勤行をし、その後院主様直々のご案内で奥千本へと歩禅に向かいました。

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急な山の斜面を車でのぼりつめると、義経が隠れた場所と言う所に着き、そこから一歩一歩確かめながら西行庵へと行きました。

西行が武士をやめ三年の間暮らしたと言う庵は自然木を柱に土壁の本当に小さなもので、近くの清水が山からおちていました。みんなで飲んでみました。

歩禅のあいだ、吉野がみわたせる箇所が何カ所かあり、桜の時期を想像するだけでも素晴らしい光景でしたが、秋にはもみじで赤くそまるそうです。眼下の吉野は皐月の緑で、山々の曲線が重なり、吹いてくる山風は『さわやか』そのものでした。

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ご参加いただいた皆様も良い出会いに恵まれたと、絆が生まれたこと、体が元気になったこと、心が澄み渡ったとのお声をいただいたこと、全てに感謝です。

この3日間は私たちにとっても大変貴重で、集ってくださった皆様、そしてお手伝いいただいた方々と「さわやか」な時間を共にシェアーできましたこと、心より御礼申し上げます。

ありがとうございました。